The Elder Scrolls V: Skyrim – first impressions 2

Tutorial

Game start 時点では PC は prisoner というのは TES series のお約束。今回は Skyrim のどこかで護送されるところからの開始だ。

順に名前を呼び上げられて処刑場に送られることになる。

ここで PC は list に載っていないんだけど、Imperial Legion の Captain に list はどうでも良いから処刑しろ、と言われて処刑されてしまうことに。

前の prisoner の処刑が終わって PC の番に。今まさに首を切り落とされようとしているところに… Dragon!

Skyrim では導入が少し派手な感じで始まる。処刑される、というまさにその時に Dragon が登場して間一髪命が助かった PC が、混乱に乗じてその場から逃げ出す、というところが tutorial だ。

Tutorial の前半は単に逃げるだけ、で城砦の中に入る前に Imperial Legion の兵士についていくか、反乱軍の兵士についていくかの選択がある。ここでは、どちらを選んでも、最初の村でお世話になる NPC が変わるだけで Story そのものには全く影響を与えない。

ついていった方の faction に加入する事が最初から出来る、というだけで、これも少し game を進めると何らかの形でもう一方の faction に加入することが出来る方法が示されるので特に気にすることは無いだろう。

Guild とは違いこの Imperial Legion か反乱軍 (a.k.a Stormcloaks) の faction はどちらか片方にしか所属できないだろう。そして、所属していない側とは敵対関係になることになる。

今回は Tutorial はこの城砦から多少の戦闘をしつつ、逃げ出すことだ。地下通路を通って、Riverwood と呼ばれる村落に通じる道に出たところで Tutorial は完了だ。上の screenshot で選択した人物についていく形になるので、それなりにテンポ良く進むだろう。

Freeeeeeedom…?

Tutorial が終われば freedom となって、main quest の存在なんか忘れてどこにでも好きなところにいける… というところだけれど、今回は Dragon Shout と言う従来無かった新しい ability が追加されている。これを習得するためには、Riverwood の村で、脱出の際に同行した NPC にこの人を頼れ、と言われた人物を頼り、その quest を進めてみると良いだろう。

それを進めることで、Whiterun の Jarl の依頼を受けることになり、その一連の流れの中で最初に見た Dragon とは別の Dragon を退治しに行くことになる。

ここでの Dragon との戦闘は数名の Whiterun の guard と共に戦うことになるし、強さもそれほどなので余り苦労することは無いだろう。そしてこの戦いの後に、Dragon Shout の能力が unlock されることになる。(多分、この辺を見なかったことにして、Whiterun を skip して他に行ってしまえば、Dragon との random encounter も発生しないような気がする。)

そして、この戦いの後で Dragon から何かを吸収している PC を見て、Whiterun の guard の一人が PC のことを Dragonborn と呼び始める。なんだか良く分からないうちに、Whiterun に戻ると Greybeards と呼ばれる、高い山の上に住む修道僧のような人からの呼び出しが届いているのだと言う。

ここで story を追うなら Iverstead という遠くはなれた村落へ向かい、そこから 7000 steps と呼ばれる長い登山道を登って High Hrothgar と呼ばれる Greybeards の居るところまで行くことになる。

Seven thousands steps とは言うけれど、実際には 926 steps の登山道を登っていくと、途中から雪山に変わり、天候次第では殆ど視界がなくなってしまう。麓の Iverstead で一泊して朝出発するのが良いだろう。

High Hrothgar に到着すると、Dragon shout とは何か、あるいは Dragonborn とは何なのか、というありがたいお話を Greybeards に聞かせてもらえる。感覚的にはここまで終わらせてようやく、PC は一体何者なのか、そして何が出来るのか、ということが明らかになるので長い長い tutorial を play していた気になる。

この時に手に入る、加速して移動できる shout は各地の dungeon などで役に立つ場合もあるので、一度は訪れておいた方が良いだろう。(Main Quest line を進めるなら must ではあるけれど) また、どう考えても、この shout が無いと進めない場所、とかもあるので、freedom を満喫するためにも個人的にはまず最初のうちにこの辺までは、というところだ。

Random “Dragon” Encounter

なんと random encounter で Dragon だ。

とはいえ、各地の dungeon などで Dragon shout を手に入れても、Dragon soul を手に入れないと有効化できないし。また、話の流れとしてもこういうものだろうと納得は出来る。

これがほんとに random encounter で、あるときは街中で買い物でも… と思っているところに襲来して来たり、あるいは森の中で熊に襲われているところに襲来して来たりする。中々迷惑な生き物だ。

あまり main quest は進めていないので、もしかするとまた違う感じになるのかもしれないけれど、今のところ encounter の頻度はそれほど高くは無いと思う。

ちなみに Dragon は level scaling していくので player に合わせてそれなりに強くなっていく。序盤で遭遇する Dragon ははっきり言えば白熊より圧倒的に弱いので首を傾げていたら、単に level scaling しているだけだった。ただ、後半になっても多分マンモスなら余裕で Dragon を退治できるんじゃないかと思う。

Skills / Attributes

今回は TES VI までは存在した Strength や Endurance などの attributes が廃止され、Skills と Perks それに、Magicka, Health そして Stamina の 3 つの attributes となっている。Magicka / Health / Stamina の基本の attributes は基本的に 100 から start で、level up 毎にどれか一つを選んで 10 増やすことが出来る。

Mage ならもちろん Magicka が重要だし、Melee type なら Health と Stamina のどちらも重要だ。Stamina は TES IV での Fatigue と違い影響が大きい。ダッシュするときも Stamina が無いとダッシュできないし、power attack や shield bash も Stamina が無いと実行することが出来ない。

特に shield bash は敵の mage の詠唱を妨害したり出来るので、かなり重要だ。

Skills は全部で 18 種類:

Magic: Alterration, Conjuration, Destruction, Enchanting, Illusion, Restoration

Combat: Archery, Block, Heavy Armor, One-Handed, Smiting, Two-handed

Stealth: Alchemy, Light Armor, Lockpicking, Pickpocket, Sneak, Speech

となっている。ぱっと見て気づくと思うけれど、Mysticism が廃止されていて、これは Illusion に統合された感じとなっている。また Blade, Blunt という区分けだった Melee skill が武器の種別ではなく One-Handed か Two-Handed かで区分けされる Skill となった。Hand to Hand は純粋に廃止されている。そして Mercantile も廃止され Speech と統合された。

他には Morrowind で存在していた Enchanting が復活。Alchemy が magic skill から Stealth skill へとカテゴリーが変更されている。

Skill の上昇は今までどおり、使う事で上昇していくし、また trainer にお金を払って上昇させることも可能だ。また各 Skill にはそれぞれ Perk と呼ばれる物があって、level up 毎に 1 point 貰える perk points で unlock していく事になる。

この辺は Fallout 3 等と同じ感じだ。例えば One-Handed の最初の perk を取得すると One-Handed weapon での攻撃力が 20% 上昇する、とかそんな感じで能力が強化されていく仕組みだ。

Character level の soft limit は 50 となっているので、perks は 49 個取得できる。また soft limit を超えると上がりづらくなるけれど、理論上全ての skill を 100 とした場合には 81 level になるそうなので、この場合でも 80 個の perks までしか取得することは出来ない。これに対して用意されている perks は 250 となるので、普通はどれか一つの skill の系統の perks に特化して、いくつか他の skill からも、と言う感じになるのだろうか。

Balance は TES series で基本的にまともに balance が取られていたことは一度も無いので、今回もかなり滅茶苦茶だ。

Smithing / Enchanting / Alchemy を min – max 的な上げ方で上昇させれば多分1日もあればこの3つの skills を全て 100 に出来るだろう。この 3 つを abuse すれば、Magicka を消費せずに呪文を唱えられる mage とか、power attack で 2000+ damage とか、とても信じられないような PC が出来上がることになる。

また、この 3 つの skill を abuse しなくても壊れているのは Illusion と Conjuaration だ。100 まで上げて perks も揃えた Illusion, Conjuration はどんな敵にも負けない無敵の mage を作り上げることになるだろう。特に Illusion が問題で相手を殴りつけて calm して、殴っての繰り返しだけでどんな敵でも倒すことが出来る。

後は Sneak も自分では試したことが無いけれど、結構 balance breaker に見える… なのでこの辺は PC 各自それぞれ自主的に規制しないと game としての楽しみも何もなくなるだろう。(min – max 的なやり方が楽しいのだ、という人は別の話だ。)

この辺は Creation Kit が release されれば、自分で mod を作るなり、あるいは見つけてくるなりして解決すれば良い問題なので、それほど深刻ではないだろう。ただ、もう少し vanilla の状態でまともな balance を取っても良いんじゃないかな、と思う。

Quests / Exploring

Main quest の line はあまり進めていないけれど、writing はそれなりに良く出来ていると思う。後はそれぞれの Inn で受け取る random quests もそれなりに variation があるので面白いかなと思う。

一番嬉しいのは本などを読んで、その記述を頼りに artifacts を探しに行く、という Morrowind 風的な quests があることだ。ただ残念なことは、本を読むと、map に maker が記されて quest log に出てしまうところだ。ここは、単に本は本のままで、その記述を何度も繰り返し読んで、それに合致する場所を特定・発見すると記述どおりの artifacts がという style だったら嬉しかったかもしれない。普段は Quest marker とかは切っているけれど、それでも地図に maker が出ちゃうのがなんとなく好みじゃないというか。

そして exploring。

Cyrodiil は平坦で退屈な地形、と言えばいいだろうか。はっきり言えばあまり探索する楽しみは無かった。Dungeon もあまり出来が良くないし、それでもいろんな mods をかき集めればそれなりに楽しいことは確かだけど。

これが Skyrim だと、まるで Risen あるいは Gothic series の developer が作ったのかと思えるほど map の細かいところの作り込みが凄い。地形もものすごく craggy で、flat だった Cyrodiil とは全く違う印象だ。Dungeon も色々細かい仕掛けが多くて、走らずにゆっくり周囲を注意深く見回しながら進んでいかないと罠にはまってしまったりするのが中々良い感じだ。

Dungeon exploring だけでも物凄く楽しめるというのはとても素晴らしい。

Summary

確かに色々簡素化されたりして、若干好みに合わない部分もあったりするけれど、それらを差し引いても素晴らしい出来だと思う。それに engine の core の挙動が、とか言わない限りは自分好みに自分で調整すればいいだけなので、creation kit が release されるのが待ち遠しい。

既に世界中で発売されているので、まだ買っていない RPG fan ならこの冬 MUST BUY な title だ。

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