T-Mobile Sidekick 4G: Review

20th Apr に発売された Sidekick 4Gはかなり興味深い handset だ。Danger Hiptop/T-Mobile Sidekick として長年多くの人たちに愛用されてきた Sidekick の名前を引き継いだ、新しい Sidekick は果たして、Sidekick lovers 用として正しく出来上がったのだろうか?

そんな興味もあったし、なにより私自身が長年 Sidekick を main の handset として愛用してきたので、Sidekick reborn の announce 以来、実際の handset が release されるのを心待ちにしていた。

もともと Sidekick は、Microsoft に買収されてしまった Danger と言う会社の製品だ。Market から application を購入するという仕組みも備えていたし、device で撮影した picture その他の data は全て Danger/T-Mobile の server に自動的に upload されるという、今流行の cloud という言葉で表すことのできる model をかなり早くから実装していた system だった。

Sharp 製の LCD panel 部分がくるっと回転して開く Swivel mechanism、そして messaging lovers 向けのよく出来た five rows keyboard と合わせて target は tweens から twenty something というところ。Sidekick が流行していた頃は T-Mobile の事を Teen Mobile と揶揄する人も居たほどだ。

そうした評判はともかく、Danger OS はかなりよく出来た operating system だったと言っても良いと思う。Application が crash するなどという事は殆ど無かったし、とても信頼性が高くて、そして軽快に動作してくれる OS だった。Host 側での大規模な障害によって一時機能が停止したりした事もあったけれど、それでも長い間 messaging device としては best な handset だった。

Hardware

Form factor/Externals

Sidekick 4G を見るとまずその大きさが目に付くだろう。5.0 inch x 2.42 inch x 0.60 inch (127mm x 61mm x 15mm) という大きさで、厚みは CLIQ 2 と同じ。幅は Nexus S よりほんの少し狭くて、長さは 3.5 inch LCD 搭載の handset としては明らかに長い。重さは 5.7oz (162g) で結構重い。

Build quality はほぼ全て (LCD panel などを除けば) plastic 製ではあるけれど、かなりしっかりした作りだ。妙な隙間があったりとかはしないので、持った感じも結構安定している。

Keyboard 部を閉じて縦にした状態での左側面には、一番上に 3.5mm headphone jack、volume rocker、そして一番下側に power button という並び。右側面には、カバーのついた micro USB port、そして camera button となり、上面と下面には何も無い。Power button の位置が左下というのは他の Android handset に慣れている人には戸惑いを与える位置だろう。ただし、両手で hold して丁度右手の親指で来る辺りに配置されているので、design 自体が portrait mode で使う事をあまり考えられていないのだと思う。

Keyboard / Navigation keys

実物の video が T-Mobile から公開されるまで不安だったのが keyboard だ。Samsung というと、どうしても Epic 4G のやたら幅だけが広くて使いにくい keyboard を image していたんだけど、Sidekick 4G の five rows keyboard は押した感じもはっきり分かって素晴らしい keyboard だ。

それぞれの key が独立して配置されていて、結構ゆとりのある配置なので指がかなり太くても問題ないだろう。Key を押すとしっかり押し込めて、また押した事がはっきりと分かる。Keyboard 全体の幅は約 83mm で、広すぎるという事も無くかなり丁度良い。

通常の Android handset と比較して独特なのが navigation key の配置だ。通常 navigation key は touch panel 下部に配置されるんだけど、Sidekick 4G では、display を閉じた状態で上下に分かれて、そして display を開いた状態では keyboard 側に存在するように配置されている。

恐らく普通の Android handset と同じ感覚で使うと結構戸惑う配置だ。ただし、Sidekick 4G の場合は landscape mode で両手で hold して使う、という従来の sidekick と同じ操作性を目指していると思われるので、そう考えれば自然な配置だ。

Screen は 3.5 inch TFT capacitive touch screen で解像度は WVGA (800 x 480)。Sharp で綺麗な発色をする display で、屋外での視認性もかなり良い。欲を言えばもう一回り大きな、3.7 inch 程度の display も space 的には充分搭載できたような気はするけれど、それは後継 model に期待しておく事にしよう。

Camera / LED

本体後部についている main camera は 3 megapixels となる。Flash は付いていなくて、auto-focus 対応ではあるけれど、memo 的な snap 用途としてしか使えないだろう。ただ撮影画質はそれほど酷い、という訳では無い。また正面に video chat 用の front facing camera (VGA 解像度) が display 上部右側に。上部左側には multi-colour LED が搭載されていて、この LED notification の色は customize する事が可能だ。

Internal components / Technical Specifications

Sidekick 4G は大きく見て display が Super AMOLED では無いのと、internal storage の容量と言うところを除けば Galaxy S と殆ど同じと言っても間違いないだろう。CPU は 1GHz hummingbird で、同じ SoC を使っているので GPU も当然同じ Power VR SGX540 となる。Battery も違う model だけど容量は 1500mAh で同じだ。

ただし、4G という名前から分かるとおり、Sidekick 4G は HSDPA 21Mbps (cat 14)、HSUPA 5.76Mbps (cat 6) に対応している。というわけで、modem は Qualcomm のものではなく、ST-Ericsson の Thor M5720 を使用している。

また Samsung 製 handset にはほぼ全て搭載されている Wolfson の DSP (WM8994) も搭載されている。こちらは、Galaxy S の用に EQ preset が用意されていて選択できるようにはなっていないので勿体無い感じ。音はそれなりに良かったので、搭載されているだろうと build config を調べてみたところ sidekick 4g system board 用の configuration では WM8994 用の driver が build されていた。

RAM は 512MB で、system reserve を除いた user が自由に使える領域は 333MB ほど。Internal storage は 1GB で、user 領域は 514MB 程であまり多くはない。ただし、Android OS 2.2 なので SDCard にも対応している applications を install する事ができるのでそれほど困る事は無いだろう。

Usability / Software

Sidekick UI

Sidekick 4G は core の OS として Android OS 2.2 を搭載して、その上に Samsung TouchWiz 3 の要素と、かなり独特の T-Mobile Sidekick custom UI が、という感じだ。Launcher や base となる部分は確かに TouchWiz 3 なんだけど、ぱっと見て全く別のものに見えてしまう。

例えばこの独特な Lock Screen なんかは基本的には TouchWiz と同じで、下に画面を slide させると unlock となるんだけど、上に slide すると別の挙動をとるようになっていたりする。

また、lock を解除するには、この lock screen を slide させる方法だけではなく、他にも unlock methods が用意されている。Home + Back を押すと unlock というのはこれは以前の Sidekick style を踏襲したものだし、また display を開いても unlock される。

またここで、上に slide すると lock screen shotcut に設定した shortcut が呼び出される。Application launcher として使うのもいいし、あるいは call でも text でもというなんに使うかちょっと悩んでしまう機能だ。

そしてもう一つ Sidekick 用に customize された UI element が Jump Key だ。これは、横にしたときの左下にある button で、これを押す事で、通常の Android handset なら home を long press した時の recent applications と似た機能だ。

ただし、通常の Android handset なら、現在の UI に対する overlay として表示されるところが、Sidekick ではそうではなく、こんな感じで full screen で表示される。一番上に Lock screen shortcut として表示されているのが、Lock screen で上に slide した時に実行されるものだ。

そして、この recent application の表示が Jump key へと変更されて Home key の long press は notification bar の open に割り当てられている。Launcher Pro を使っているといつも Home に notification open/close を割り当てているので、個人的にこれは便利な機能だと思う。

また Jump Key にはもうひとつ機能があって、それは Motorola handset にある Quick Launch とほぼ同じ機能だ。Motorola の Quick Launch の場合は Search Key + 他の Key だったけれど、Sidekick 4G では Jump Key + 他の Key となる。

そしてもう一つ Sidekick 4G の customized UI elemt として存在するのが Theme changer だ。

Cyanogenmod を使っている人なら、CM7 などに登載されている Theme Chooser と同じ、と言えば分かりやすいだろう。Cyanogenmod のそれも、元々は T-Mobile US が開発して Open source project として公開したものが base になっているので、細かい違いはあると思うけれど、ほぼ同じものとして扱っても問題は無いと思う。

後は Notification bar から Facebook/Twitter/MySpace の status が post 出来るようになっていたりと、かなり明確に対象を絞って細かいところまで customize の手が入っている印象だ。

Media Room

Bundle されている applications の中に Media Room という application があって、これは music player、T-Mobile TV、YouTube、Video Player そして Slacker Radio を全て一つにまとめた application だ。

それぞれの機能自体は特に普通の media player というところで特筆すべき点は無い。ただ Meida Room で音楽を再生していれば Lock screen に再生中の track と control が表示されたりときちんと integrate されているのは良い感じだと思う。

その他の部分も Samsung Customized ということで、Galaxy S series などと同じように stock Android ではまともに動作しないようなものもきちんと動作する。

Calling / Data Connectivity

Sidekick 4G での通話はごく普通としか言いようが無いだろうか。それほど音が良かったりすると言うことはないけれど、携帯電話として普通に通話できる。Speaker は充分な音量で、音もそんなに悪いわけではないので充分実用的だ。

Radio の受信感度に関しては ST-Ericsson の modem のせいか素晴らしい、と言えるだろうか。我が家は一応 T-Mobile の WCDMA の coverage area ではあるけれど、tower がそれほど近いわけではないので、屋内では通常 EDGE (2.5G) のみとなる。

Nokia の一部の handset では屋内でも 3G をしっかり受信するけれど、Motorola、Samsung の場合は場所によりというところ。HTC の場合はいつもの事だけど、場所により out of service となってしまう。

通常は家では WiFi を使えば良いだけなので HTC 以外ならどれでも良いわけなんだけれど、Sidekick 4G の場合は家の中でもしっかり 3G の電波を受信していた。

Speed Test で計測してみると、結構それなりの速度も出ているので中々良い感じだ。

後は当然ながら WiFi 802.11b/g/n に対応していて、T-Mobile WiFi calling (partial UMA) にも対応している。

Messaging

Sidekick と言えば当然ながら messaging device なので、この部分の出来が悪ければ大顰蹙というところだろうか。

Messaging の優劣は殆どが typing のしやすさで決まるので、この点では Sidekick 4G はもちろん申し分ない。ただ、T-Mobile は通常の Messaging application の他に Group Texting と Could Texting という applications を追加していて結構使えると思う。

Cloud Texting は PC の browser から Sidekick 4G を経由して SMS を送信できる機能だ。これは Cloud texting service の WEB から Sidekick 4G に data が送られて、Sidekick 4G がそれを通常の SMS として送信する。帰宅した後に Sidekick 4G からではなく PC の大きい画面と keyboard を使って texting したい、と言う場合に便利だろう。

Group  texting は SMS で group 宛ての送信が出来るもので、Beluga なんかとほぼ似たような感じだけど、こちらは Facebook account 無しでも使えるのと、あくまでも普通の SMS なところが違う点だろうか。

Cloud texting は余り使わないと思うけれど、Group texting は個人的には便利な機能なので結構使う事になると思う。

Multimedia

Sidekick 4G は Galaxy S series と基本的に同じで、Video/Music どちらの再生も問題なくこなす事ができる。Wolfson の DSP は普通の portable MP3 player と比較しても遜色の無い音質で再生してくれる。

本体の Speaker は boom box 的な味付けがされているけれど、それなりにしっかり聴く事のできる音を鳴らしてくれる。Bluetooth 経由、あるいは 3.5mm audio jack 経由の音も portable player としては充分満足できるものだ。

Battery Life

Battery Life に関してはまだ外に持ち出しての使用などは行っていないのでなんともいえない部分もあるけれど、かなり良いレベルで仕上がっているのは間違いないところだ。

WiFi tether、SMS、WEB browsing や twitter などに使い、ほぼ一日中音楽を鳴らし続けても不安無く使う事ができている。恐らく通常のあまり長時間 display on にしない状態での使用なら1日は余裕だろう。恐らく 2日くらいは何とかなるのではないかと言うところだ。

Wrap up

Sidekick 4G はいくつかの design 上の欠点があるけれど、それらを差し引いても Danger Sidekick の後継機種として一応合格できる仕上がりにはなっていると思う。Android OS 自体は Danger OS と比較するとまだ未完成でかなり不安定だけれど、Samsung/T-Mobile の customize で、stock Android に見られる欠点はほぼ覆い隠されている。

また Sidekick では最後まで OS 本体に実装されなかった Exchange Sync support も stock Android 以外の handset なら問題なく動作する。

Portrait mode で使うのが厳しいのは、結構余裕のある display 周辺部を利用して、display 下部に capacitive navigation buttons をつけても良かったのではないか?とは思うけれど、cost 的な問題もあるだろう。

Hardware 特に keyboard と言う点では文句無しに良い device だと思うし、Android OS という未完成で不安定な OS を選んだのは若干マイナス要素ではあるけれど、それでも充分 customize されてあまり不安定さを感じる事も無かったので一応合格と言うところだろうか。

Sidekick が欲しい、と言う人には間違いなく勧めるし、良い keyboard 付きの smartphone が欲しいと言う人にも勧めるだろう。ただ、良い keyboard 付きの Android が欲しい層にはちょっと微妙。

特に customize 無しの Stock Android が良いという変わった人には間違いなくお勧めできないところだ。

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