T-Mobile G2: Review

T-Mobile G2 が我が家にやってきてから  5 日ほど。正味 4 日間ほど、G2 を main の handset として持ち歩いて使ってきた。既に first impression などで若干触れているけれど、そのほかの機能についてもまとめて review という形で entry を書いてみることに。

Summary

T-Mobile G2 は細かい欠点はあるものの、かなり優秀な smartphone/PDA だ。そして同時に電話機としてもかなり優秀な仕上がりとなっている。

従来 HTC 製の handset といえば spec はともかくとして電話機としての基本的な部分、特に電波の受信感度の出来が酷くて、Motorola、Nokia それに続く Samsung、LG などに比べると酷く出来の悪い電話機だった。アンテナ密度の高い台湾、香港、あるいは東京といった地理的に狭い場所、あるいは大都市部なら問題にはならないとしても、広いアメリカの suburban あるいは rural で使うには厳しいという感じだった。

ところが G2 では、そうした問題を感じさせない出来に仕上がっている。 特にそうした問題の起きやすい US carriers で多くの handset を release して、そして同時に数多くの weak reception に対する苦情を受け取ってきたこと、それら過去の経験を生かして、電話機としての最も基本的な部分を改良してきたのだろう。

Software としては Stock Android 2.2 として release された G2 は一部 geek には非常に嬉しい handset だろう。ただ、実際 out-of-box で何が出来るのか、という点を重視する普通の層、あるいは business 向けに使いたい層には非常に残念なものとなっている。Google の提供するそのままの状態である stock Android はある意味使い物にならない代物だ。T-Mobile/HTC には出来れば Sense UI ROM も option で提供して欲しいところだ。

そうした、software – Android OS に起因する問題を自力で解決できる、あるいは Sense UI や MotoBlur、TouchWiz 搭載機なら、かける必要のないお金を支払って有料の applications を買うことが出来る、そしてそれに抵抗の無い人に向けては非常に良い device だ。Android OS 2.2 を搭載した physical QWERTY keyboard 搭載の handset が欲しい、という人ならもう待つ必要は無い。

Hardware

First impression でも触れたとおり、T-Mobile G2 は z-Hinge popup とでも呼べる、独特の構造を持っている。そして、その部分が loose だ、と言われているけれど、実際その通りだ。我が家に届いた G2 と、そして昨日 T-Mobile company store で sales rep の人が持っていたものと、店頭においてあったものを見せてもらったけれど、どれも同じ程度に loose だ。とはいえ、これが実用上問題になることはまず無いだろう。

質感は非常に良く、持った感じは非常に満足できる仕上がりだ。大きさは 4.7 x 2.4 x 0.6 inches で、CLIQ と比較すると、縦にちょっと長く、薄いというところだろうか。重量は 6.5 oz となり、CLIQ の 5.6 oz あるいは Vibrant の 4.2 oz と比較するとちょっとずっしりと重い感じだ。

Screen は 3.7 inch WVGA S-LCD display となっていて、Super AMOLED 程ではないにせよ充分に綺麗だ。直射日光の下の視認性は、AMOLED よりはかなり良くて Super AMOLED よりはちょっと劣るくらいだろうか。Touch panel の反応は良好で、比較的正確だ。Nexus One のようなでたらめな touch panel は論外としても、CLIQ にあったような、画面の端のほうの感度がいま一つ、というようなことも無い。

z-Hinge を持ち上げることで現れる、QWERTY keyboard は myTouch 3G Slide の keyboard を連想させるような感じだ。押しやすさは充分問題は無い、欲を言えばもうちょっとストロークが欲しかったところ。5-row で dedicated numeric key が無い点に不満を言う人も多いけれど、texting なんかの際、あるいは email なんかを作成する際に numeric の入力頻度はそんなに高いわけではないので特に不満は無い。

左端の 2 段目に “.com” あるいは alt + で “www” が入力できる key があるけれど、これが意外と便利かなと思う。また keyboard 部には search key と menu key が配置されている。Menu の位置は特に気にならないけれど、search key に関しては、出来れば好みとして左下部、Quick Key のある位置が良かったかなと思う。

* どうでもいいんだけど、screen 下部の menu も、QWERTY keyboard 部の menu も、綴りは mEnu となっている。見易さ、あるいは印字しやすさのためだと思うけれど、微妙に気になるところだ。

Search Key + 他の key で、Quick launch 出来るので、出来れば押しやすい位置に存在して欲しかったところだ。それから、右 Alt key 無しで、その分 Enter key を大きくして欲しかったとも思う。もっとも、こうした細かい配列の差異は使っているうちに慣れていくものだろう。

そして、白い3つの Quick keys。これは自分で好きな Application shortcut あるいは、その他の機能を割り当てることが出来るとなっているけれど、Application と一部 intent が割り当て可能となっていて、home や back が割り当てできないのが非常に不満だ。この部分は将来的に改善して欲しいところだ。

細かい不満はあるけれど、QWERTY keyboard の全体的な出来としては非常に良いと思う。CLIQ、あるいは EPIC 4G などのような grid layout ではなく、staggered layout となっている点も非常に良い感じだ。

Internal memory としてカタログには 4GB が記載されているけれど、実際に user 領域として /data に割り当てられているのは 1.4GB 程。Samsung Vibrant のように 2GB が /data で、残り 14GB 程が storage として使えるわけではない。残りの領域については、1GB の OTA 用領域、そして 1GB の recovery 領域などに使用されていて、発売当初は本当に 4GB 積んでいるの? という話もあったけれど、カタログに 4GB と書いてあっても、4GB 完全に user に解放されるわけではないので、仕方の無いところだろう。実際、1.4 GB 程度 data 領域があれば特に困ることもないと思う。

全体的な作りとしては非常に solid で、出来のよい handset だと思う。HTC と言えば plasticky が代名詞的な感じだったけれど、たまにいい感じの handset を release してくる。惜しむべきは colour variation が存在しないことだろうか。出来れば white、orange、red とか選択肢があると嬉しかった気がする。

Usability

T-Mobile US としては初の Android OS 2.2 handset となる。2.2 の新機能はいくつかあるけれど、tethering、WiFi hotspot 機能などは省かれている。この辺は carrier の control 次第というところで、追加 charge をして使わせるか、あるいは省くかと言う点についてはどちらでも良いと思う。

実際問題として、tethering をして、自宅での Cable/DSL の代わりに mobile data を使用する data hog な user のために unlimited data $30/mo を払って補助金を出しているようなものなので、この辺はいつか改善して欲しいところだ。

Tethering も自由に出来るようにする代わりに、それなりの rate で完全従量制というのが多分大多数の user にとっては良いのではないかと思う。Rate は個人的には 1GB/$20 程度でいいんじゃないかというところだ。

一部 hardware spec は異なるけれどほぼ同じ model となる Desire Z と違い、Stock Android を採用したために、usability という点では、間違いなく最悪の部類に分類されるだろう。特に exchange sync が必要な人は、Stock Android ではまともに動かない、ということを念頭に置くべきだ。Nexus One でも非常に不安定だったし、OS 2.2 となった G2 でも相変わらず不安定だ。一見動作しているように見えても、schedule entry が重複していったり、ある日突然 sync 出来なくなるとか、そんな感じなので、exchange sync が必要なら TouchDown などの有料 application を購入すべきだ。

私自身は、Nexus One を買ったときに諦めて買った TouchDown を使っているけれど、問題なく、そして快適に動作している。

GPS に関しては、特に問題は無く大体こんな感じかなというところ。ただし、”Use Wireless Network” を有効にしていると、どういうわけか sleep 時にも動作を続けてしまうので、修正されるまではこれは off にしておいた方が良いだろう。Navigation で使用する、という時などに手動で on にすればいいだけだ。

後は Stock Android なので、browser での一部範囲の text 選択が楽だったり dictionary lookup が出来たりとかはしないので、この辺は諦めるしかないだろう。

Hardware 部分で usability としては、Screen 下部の function keys は Home / Menu / Back / Search の順で配置されており、標準的な HTC layout だと思う。Motorola あるいは Samsung Vibrant では、ここが Menu と Home の位置が逆なのでちょっと戸惑うところ。こういう usability に大きく影響を及ぼすところは、maker を問わず統一して欲しいところだ。

Optical Trackpad は、初めて使うけれど結構良い感じだと思う。ただちょっと sensitive 過ぎる気もするので、sensitivity を設定できると良かったかもしれない。

Volume button、power button、そして camera button などの配置は特に問題ないと思う。暫く Vibrant を使ってから G2 を使うと hardware camera button はやはりとても便利だと思う。MicroUSB port は本体左側面、keyboard を展開した時に下に来る位置に付いていてこれも特に問題はないと思う。後は本体上部、power button の隣に 3.5mm jack があるけれど、これも普通の配置だ。

Keyboard を閉じて、片手で使用する場合には CLIQ より若干大きいので右側に touch したりするのがちょっと厳しいけれど、これは男性なら問題ないと思う。ただずっしりと重いのでちょっと注意が必要かもしれない。

Performance

全体的な performance は極めて良好だ。Application の起動も早いし、動作もとてもきびきびしていて気持ちが良い。

Quadrant standard の score は1637。Voodoo lagfix を適用した Vibrant よりは遅いけれど、それでも OS 2.2 のご利益か全体的な動作、使った感じの performance は圧倒的に G2 の方が上だ。もっとも Quadrant の score、というか各要素に対する score の配分は結構変ではないかと思うので、目安とはなるけれど、実際の performance とはかなり関連しないだろう。

Calling / Data

個人的に HTC 製 handset にはあまり良い思い出が無いのがこの部分。MDA、あるいは TouchPro 2 はそこそこ、ただし感度はかなり悪かった。Nexus One は都市部以外では使えないほどの粗悪品と来て、果たして G2 はどうなんだろうとかなり不安に感じていた。もっとも、30 日以内であれば、理由無しに返品可能なので、まず試してみれば、という事になるわけだけど。

実際届いてみると、先に Summary に書いたとおり G2 の電話機としての感度は極めて良好だ。数箇所で受信レベルを調べてみると CLIQ とほぼ同等で Vibrant よりちょっと良いくらいの感じ。GSM signal の受信感度に関しては特に問題ない、というか HTC としては恐らく過去最高の出来だろう。3G AWS signal の受信感度も申し分なく、これなら充分毎日使うことが出来る。

通話品質も非常に良い。相手の声ははっきり聞こえるし、こちら側の声も充分はっきり、そして綺麗に聞こえる。

Speaker phone は普通に使う分には問題ない程度の音量だけど、やや noisy な環境で使う分には問題があるだろう。従って走行中の車内で speaker phone という場合には別途 bluetooth hands-free kit などを用意した方が良い。

Camera

基本的に G2 を camera として買う人は誰もいないとは思うけれど、それでも point and shoot 的な用途に使う分には充分な spec を備えている。5 megapixel camera に LED flash 搭載となっていて、一応殆どの scene で問題なく使うことが出来るだろう。Zoom は digital zoom only で付属の camera application では x2.0 まで選ぶことが出来る。

Camera button は 2 phase button になっており、1度目が focus、そして 2度目に capture と、こちらも標準的なものだ。Camera application の起動、そして実際の capturing 時の response は非常に優秀で、もたつきを感じさせない。





Auto で特に設定を変えずに撮影した状態で、colour balance は若干白っぽい感じがするけれど許容範囲だろうか。Low-light でもそれなりに撮影できるし、flash も悪くはないというところ。ちょっとした記録用に使うなら充分だし、なにより反応が非常に早いのが良いところだ。

Audio Quality

3.5mm jack から IEM で聴いても、bluetooth headphone で聴いても、特に特筆すべきところは無いというところ。Portable audio player と比較できるほど音が良いわけではないけれど、別に聴くに堪えないほど悪いわけでもない。音の質、という点では Vibrant の方がはるかに良いだろう。ただ、ちょっと何かをしながら音楽を聴く、という用途には必要充分だ。特に noise が気になったりとか、変な歪みがというようなことも無い。

Battery Life

Battery life は文句無しに素晴らしい。

Android handset、特に high end なものはとにかく battery がもたない、という感じだったので、G2 に関しても諦めていたんだけど、実際使ってみるとこれが結構良い。

当初、Battery usage で異常に Android System が高い (50% を常時越える) のに悩んだけれど、これは Location の setting で “Use Wireless Network” を off にすることで落ち着いた感じだ。

昨日から今日にかけては、金曜日の夜、そして土曜日ということもあって、camera を試しに外出した位であまりあちこち動き回ってはいない。それでも、total で 3 hours 程の利用、合計 20 枚ほどの撮影、SMS を 30 messages 前後に、数分間の短い通話を3度行った。後は WEB borwsing、そして twitter などへの access などを行って、16 時間ほどで残り 40% だ。

Normal usage なら朝家を出て夜就寝するまで充分利用可能だろうし、Heavy、constant usage でも仕事をしている間は問題ない位の感じだろうか。あまり使わなければ恐らく2日は充電無しで使えるだろうし、殆ど使わなければ数日間もつのではないかと思う。CLIQ 程良いわけではないけれど、それでも一日の途中で battery に不安を感じることが、多分殆どないだろうと言うのは非常に大きいと思う。

Reviewer Spin

T-Mobile G2 の大きな特徴と言えば、なによりもまず z-Hinge popup 機構だろうか。これは個人的に結構気に入っている。

後は Quick Keys も良いアイデアだとは思うけれど、Back/Home といった functions を割り当てられないのは残念だ。そして、Keyboard 部分を閉じると Quick Keys に access 出来ない (Widget として提供はされているが、hardware key には access 出来ない) のがちょっと残念かなと思う。

Quick Keys のうち2つだけでも、Optical Trackpad の両脇に配置されていればかなり便利だっただろうと思う。

残念ながら Stock Android という時点で普通の user 層にお勧めできるものではなくなっているけれど、それを差し引いても充分良い出来の handset だろう。

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