Student loan fugitives

CNN Businessの記事を見ていたらStudent Loan fugitivesという記事が目に入った。学生ローンの支払いが出来なくなってLoan Shark(取立て)から逃れるために国外へとか、あるいは親の元を出て遠くにとか。

裕福な家は別にして、そうじゃない場合だと大体義務教育が終わって大学へ、というのはあくまでも本人の責任だ。そして、通常は在学中にお金を借りて、卒業後返済を開始するということになるんだろうけど、記事で最初に取り上げているケースでは家族の不意の医療費の出費の後支払うことが出来なくなったとか。そう、医療費はめちゃくちゃなほど高いし、しかも保険会社が契約どおり払ってくれる保証はないので、保険会社とのやり取りにもすさまじい労力を取られてしまう。

二番目のケースでは、Master’s degree in musicの過程に進むために、$160,000を借りたら月の返済額が$2,400で、とてもじゃないけど支払えない、というケースが紹介されている…けれど、これはなんか、返済の予測が甘かったのと、なんというか最初のケースに比べれば、これは本人の問題なのかもしれないという感じだ。

後は、暫く前にニュースで見たのは銀行がLoanの更新を極端に絞り始めて、学生ローンが途中で止まってしまうというケースが多発していることが放送されていた。基本的に1年ずつ更新して、その年に必要な分を新たに借りるという形式(最初にまとめて借りると、返済猶予期間中の利息が増えることになる)なんだけど、成績不良とかの理由が無い限り、通常は前年と同じ条件で借りられるものだった。

もちろん、ローンを途中で止められれば他に金策のあての無い学生に出来ることは、学業を中断する、ということになるだろう。働くことを選んで、そのまま大学で単位を取り続けていつか卒業という手もあるけれど、Full timeで大学に行こうと思えば就業する時間もないし、何より適当になんとかやって単位が取れる物でもないので、一年に取れる単位数はそれほど多くないだろう。ということで、この場合は大学を卒業するのが遅くなるし、そうこうするうちに返済猶予期間が切れて返済が始まれば、学業どころではなく収入を確保するのが第一という感じになってしまうだろう。

この国はとにかく、教育や医療といった部分のシステムが何かおかしい。ある程度以上の富を持ったもの以外は教育を受けるのも困難、大病を患って医者にかかるのも困難という不思議な国だ。

もちろん、そこそこの収入があれば予期せぬことが無ければ順調に暮らしていけるだろう。でも、何かちょっと大変な病気で病院に担ぎ込まれると一気に破産、もしくは破産寸前という状態になってしまう。平均的所得を持つ世帯ではなく、その上に居る$100,000前後の収入を持つ層でも、何かあれば転落するのではないだろうかという、潜在的な不安から逃れることが出来ない。

Wohltätigkeit、収入の再配分とでもいえばいいんだろうか、アメリカという国はその部分が正常に機能していないんだろうなと感じる。McCain陣営は収入の再配分をすることを社会主義的だ、と非難しているけれど、租税システムなどを通じての再配分というのは、現代民主主義国家には不可欠な要素だ。税金として取られるのは嫌だ、おれがどこに寄付するかを決めるというのも、税法を通じて寄付金控除が出来るようになっているわけだから、それもまた再配分の1プロセスでしかない。

Sen. McCainはもともと、富裕層への課税強化というものを主張していた事もあるので、当然それが何なのか、そして何故それが現代民主主義国家にとって必要なのかは理解しているだろう。それでも、Campaignの一環とはいえSocialistだ!とわめきたてるような現状には到底ついていけない感じ。そして同時に、収入の再配分という言葉が、それが社会主義だとしか考えられない人々が多数居ることが驚きだ。

私自身には選挙権は無いけれど、それでも個人的にはSen. ObamaはToo Liberalな感じなので、Sen. McCainになればいいかなという感じだった。それでも両方の主張しているPolicyを比較してみれば、これはある程度Factを読める人ならObama支持に回るよなという感じだ。

教育、医療、税制、そうした面でSen. McCainの主張はGOPの支持を得るためか彼本来の主張ではなく、ようは、ちょっとだけ手直しするけれど今までと同じだと言っているに等しい。

そして、CampaignではSen. ObamaをSosialistだと声を張り上げ、かれはMuslimだ!と支持者に叫ばせる。そもそも、Palinという人物には到底同意できないけれど、それと同時にSen. McCainの最近のCampaignにもついていけない。

公表されているとおり、Sen. ObamaはChristianなのだろう。かりに微妙に宗派が違っても問題は無いし、それを言うならGOPの支持基盤のキリスト教原理主義者だってあれは本来のキリスト教ではないだろう。私から見ればカルト的と感じさせる何かだ。そして、アメリカ国内においてMuslimであることは違法ではない。何故あの人たちは自分たちと同じ主義・主張を持たない人々にあそこまで憎しみをぶつけるのだろう。彼らが憎しみをぶつけているのは、結局同じアメリカ市民であることに気づいていないんだろうか。

特に職場にはGOP支持の人たちが多いけれど、さすがの彼らも今回のCampaignにはTiredというのが正直なところだそうだ。投票日まで残りわずかとなったけれど、もはやMcCainのCampaignは終わった、とにかく早く投票日が来てほしいと、先日数人で食事に行った時に一人がこぼしていたけれど、みんな同意という感じで興味深かった。

毎度のごとく、GOPよりの州では投票妨害、有権者登録の妨害などが行われているけれどこれも余り結果には影響を与えないだろう。

ニュースで接戦が伝えられる州の分析をしていたけれど、面白いのはそれらの州で現在Obamaが獲得ている支持のRateは前回のKerryが獲得した支持Rateと殆ど変わっていないというところだった。それに比べるとMcCain陣営は前回Bushが獲得していた支持からおよそ7%少ない支持しか獲得できていないのだという。”Unsure” (態度未定)がその分増えていて、Bushの時に獲得してたGOP支持層を固め切れていないという現状だけど、この終盤でそういう状況というのは恐らくGOP支持者の穏健層が、今回のMcCainには(というか正確にはPalinには…なんだろう)という雰囲気なんだろうなと思う。

各報道機関ごとに、それなりにPolicyが違うので正確なところはわからないけれど、全体的にはObama陣営が支持を大幅に獲得したというよりはMcCain陣営が支持を失っているという感じじゃないかなと思う。ただ私と同年代の知人たちには圧倒的にObama支持が多い。この層はこれまで政治に無関心だったという割合が高い層らしいので、その分は純粋に上積みなんだろうと思う。

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