SanDisk: Sansa Clip+

最近 iPod nano の調子が不調なので portable MP3 player を探していた。iPod はどうにも、2年から3年くらいで色々調子が悪くなるけれど、修理するだけお金の無駄なので新しいものを、というところ。

Apple の iPod line up で言うと容量的には最低 nano なんだけれど、Sixth Generation のそれはなんと touch panel での操作、ということで考慮外。Gym や、あるいは running の最中に使う時に touch panel は非常に使いづらい。Album/Playlist を変えるとか、そうした操作の際にはもちろん立ち止まって screen を見ながら操作をするけれど、そうではない場合には playlist を選択して、あるいは shuffle play の場合には、Forward/Rewind、後はせいぜい Play/Pause の操作が主となり、いちいち screen を見ることはない。Screen に意識を集中するのは危ないので指で判別して操作できる physical button が無い機種は使いづらいとしか言いようがない。

そんなわけで、色々見て選んだのは SanDisk の Sansa Clip+ という機種。

選んだ理由は色々あるけれど、review などを見る限り sound quality は問題ないようだし、Equalizer はきちんとしたものが使われているけれど、そうした機能を off にした時にはそれなりに素直な音が出る、というところだろうか。後はとにかく安い。

RadioShack で 4GB model が $29.99 と iPod shuffle が 2GB で $49.00 というのと比較すると圧倒的に安い。それに shuffle には display は無いけれど、こちらは 4-line OLED screen が搭載されているのと、何より MicroSDHC に対応した card slot があるのが大きい。$30 程度の価格に、更に $10 – $15 も出せば 8GB の MicroSD card が買える。取り敢えず私は家に余っていた 32GB MicroSDHC card を format して使うことにしたので合計 36GB 程の容量の MP3 player ということになる。

Basics

Size は shuffle より少し大きいくらいだろうか。ちょっと厚みはあるけれど、全体的に compact で軽い。また背面は名前の通り clip となっていて、short sleeve shirt、あるいは pocket や bag の belt などに clip 出来るだろう。あるいはそのまま pocket に入れてもいいし、purse、bag などに放り込んでも良い。再生対応 format はAA、FLAC、MP3、Ogg Vorbis、WAV、WMA、Secure WMA とこれだけ対応していれば問題ないだろうというところ。何より FLAC 対応は良い。

PC との接続は mini USB cable で、充電も同じく。独自規格のものではなく standard なもので接続できる、というのは便利だ。PC と接続した場合に USB mass storage として扱えるので単に file copy すれば music files の転送は完了だ。Bloatware の代名詞とも言える iTunes が必要無いのは iPod products と比較した場合には大きな利点だろう。

Rhapsody!

PC との files のやり取りに専用 software は必要ないけれど、Sansa Clip+ の selling point の一つである Rhapsody の機能を使うには PC 版の Rhapsody が必要となる。これは music files の sync の為ではなくて、Rhapsody から subscription music を転送するためだ。

Rhapsody は music store も運営していて (旧 Real Music Store) そちらからは DRM free の songs/albums が買えるけれど、Rhapsody は有料の streaming service も行っている。そちらは last.fm や Pandora radio などとは違い、個別の artist/songs を検索してそれを play することが出来るという service だ。

そしてその service では、portable device 用に Rhapsody で検索した musics を download することが許されている。購入した場合との違いは、購入した場合は DRM free で file を保管している限り有効期限無く聴くことが出来るけれど、Rhapsody の streaming service から download した場合は期限付きの license 付きとなり、定期的に PC の Rhapsody と license sync をしないと expire して聴くことが出来なくなってしまう。もちろん、Rhapsody と sync する時に subscription が active で無いと license は更新されない。

取り敢えず今までは $9.99/month の subscriber だったんだけど、これだと mobile device は 1 device までしか activate 出来ないので、$14.99/month の subscription に upgrade。こちらだと、3 devices までの activation が可能となるので早速 Sansa Clip+ を PC と接続して Rhapsody から musics を転送してみた。

一旦転送してしまえば、他の購入した、あるいは CD から取り込んだ music files と全く同じに扱えて良いかもしれない。音楽は全て購入するのだ! という人にはあまり必要性がない service/feature だけど、色んな genres/artists の曲を聴いてみたい、という人には結構良い service だろう。

Audio performance

全ての effects を off にした状態で、Sansa Clip+ から 3.5mm stereo で e-mu 0404 に接続、それを RMAA でざっと眺めてみた。APU/DSP として ARM926EJ-S を使用しているので、基本的には portable audio player としては必要十分な性能はあるはず、と思いながら見ていたんだけど結果は非常に良好。

  • Frequency Response
    10Hz – 20KHz に渡って flat で、かつ非常に正確
  • Distortion
    殆どの場合 0.05% 以下。基本的に耳にすることはまず無いだろう。ただし、非常に小さい volume の場合に若干目立つかもしれない。

iPod nano と比較すると、どちらも優劣つけがたい、というところか。基本的に iPod (touch は除く) は機能の割に高すぎる値段、という欠点はあるものの audio player としては非常に flat な音を出す優秀な player だ。他社の device が妙な frequency boost をかけていたりするのに比較すると、とても Hi-Fi な、と言い換えることが出来るだろう。そして、Sansa Clip+ もほぼ同じ感じで非常に優秀な player だ。

Category が違うので直接の比較はあまり意味が無いけれど、HTC 製 handsets の様に歪んだ妙な boost をかけまくった音を出す player というのは比較的多いけれど (特に Desire HD は耳が腐るかと思うくらい酷かった…)、SanDisk は自分たちが何を作っているのかをきちんと理解していた、ということなのだろう。特に bass 部分での freq. boost が好みな、という人もいるけれど、それはまずあくまでも普通に effects を全て off にして出力した時に flat で正確な音を出すことが出来てからの話だろう。

Conclusion

Sansa Clip+ は安かったので、駄目なら駄目で良いかなという感じで買ったけれどこれは実際買って良かったと思う。価格的にも安く、MicroSD/SDHC card を使用できるのも非常に良い点だ。

見た目が i devices の用に fashionable では無い、とは言えるけれど、そもそも portable MP3 player は purse や bag の中、あるいは pocket の中に放り込んでおくものなので別にどうでもいいだろう。それよりも、安くて良好な音を再生する player を買って余ったお金で fashionable な衣服を買うほうがはるかにマシだ。

Tropico 4

PopTop software から release された Tropico が US で release されたのは 2001 年の 4 月の終わり頃で、当時偶然買ってしまって、暫くの間は Banana Republic で rebel と戦ったり、あるいは対立する faction の leader を暗殺したり、あるいは不正蓄財に励んだりと結構 play した。あれから 10 年たった今でも、PC には Tropico が install されている。

Graphics の見た目は良くないけれど、基本的には 1 game 終えるのにおよそ 1 時間程度、という気軽な面もあって今でもたまに play する。

基本的には City Builder/City Management と呼ばれる category に入る game だけれど、それに付け加えられた、腐敗した Caribbean Dictator としてという部分が game を単調になるのを防いでくれて何度でも遊びたくなる title の一つだ。

Tropico 2 が release された後 PopTop software は Take-Two に吸収されてそのまま消えてしまった感じ。Tropico series は非常に評判のよかった Tropico、そして Banana Republic から時代をさかのぼり Caribbean で Pirates が活躍していた時代を舞台にした Tropico 2 で終わり。そう誰もが思っていたら 2009 年にドイツの publisher、Kalypso media が IP を取得して Tropico 3 を release した。Banana Republic を舞台とする Tropico としては 8 年ぶりの新作となるので、私だけではなく、Tropico のファンはみんな大喜びだった。

若干 taste の変わった Tropico 3 から 2 年。US market には 1-Sep に release された Tropico 4 は果たしてどんな Banana Republic となったのだろうか。

Engine / Game Surface

Kalypso Media が IP を購入して Tropico 3 を release した時に使われた game engine (= Grand Ages Rome と同じものだ) と基本的には同じ。ただし、改良されていて、Tropico 3 と同じ visual quality で game をする場合には負荷は確実に下がっている。

ただし、同じ engine の improvement となるので、基本的に見た目は Tropico 3 と同じ、ということになる。

そして、同じ engine を使っている、ということもあり基本的に UI などの構造も Tropico 3 からは大きく変わっていない。若干気になる部分はあるけれども、Tropico 3 の UI と比べれば streamlined された感じで、より使いやすくなっていると思う。

新しく Tropico series を始めてみたい、という player に取っては Tropico 4 は良い start title となるだろう。

Game Mechanics

残念なことに、こちらも殆ど Tropico 3 と同じ、ということが出来るだろうか。Garage が overload しにくくなったり、20 程度の新しく追加された buildings はあるものの、game としてはほぼ同じものだ。Tropico 4 ではなく、Absolute Power に続く Tropico 3 の expansion として発売されたとしても違和感はなかっただろう。

Game Mechanics に対する変更点として大きく 2つ。Import と Missions である。

Import は主食となる corn、あるいは各種 factories で使う raw material を輸入できるようになった。これまでなら Rum を輸出仕様とすれば、Sugar Farm を作って、sugar が収穫できるまで待ってから Rum Distillery を build という感じだったのが、Tropico 4 では Game 開始直後にすぐ Rum Distillery を build して、原料となる sugar の輸入を開始することが出来る。

輸入価格は輸出価格と全く同じとなるので、場合によってはわざわざ維持費や人件費をかけて raw materials を用意しなくても輸入に頼って factories を創業したほうが利益が出るだろう。

特に Booze Baron の character が rum distillery を build した場合は伝統的に殆ど cheat だったのが Tropico 4 では更に強力になってしまった。

次いで Mission system は、campaign story を進めるためのものだったり、あるいは factions や super powers そして Tropico 4 から登場の China、EU、Middle East からの要求をこなしていく、というものだ。

特定の building を x 個 build せよ、あるいは特定の輸出品を x 個輸出せよとか、happiness をいくつにしろとか、あるいはいくら払え、という感じのものなので、これ自体はそれなりに game をわかり易くする改良だとは思うけれど、中身自体は特に目新しさはない。

難易度的には Tropico  よりは若干 dynamism が減った感じの Tropico 3 より更に簡単になってしまった… というところだろうか。

Tropico では、大統領選挙は結構大変で martial law を使ったり、その他の方法でなるべく選挙を先送りする必要があったけれど Tropico 4 では最初の選挙から十分余裕を持って対立候補を圧倒することが出来る。票の不正も、買収も、あるいは選挙が近い時に人望が厚くて選挙に立候補するだろうと思われる faction の leader を事前に暗殺しておく等の手段を使わなくてもあっさり勝ててしまう。

Game の方向性としては、如何に選挙を避けて独裁に励むか、という感じの Tropico から、住民の要求に応えて指示を増やしつつ不正蓄財も、という感じに変わってしまった感じだろうか。

それでも、この独特の感じの game は充分楽しめるし、casual な city builder として充分遊ぶことが出来るだろう。ただ、Tropico 3 + Absolute Power で十分楽しめている人にとってはそれほど目新しい部分は大きくないので、価格が下がるまで待ったほうがもしかしたら良いのかもしれない。